久々にラノベにはまってしまった。
という事で今日の日記はかなりのヲタク注意日記です。

そういうの嫌な人はよまないでー。きけんよー。




ありがちにデュラララ!にはまってます。

1巻読んだ時点では全く面白いと思わなかったし、漫画の時は流石パンチきいてるなーラノベって思ったんだけど、3巻ぐらいから急速にはまって1週間ぐらいで7巻まで全部読破してしまったよ
お陰でblog放置だよ
参った、参った、ハハハ(え)

まあ、そんなこんなではまってます

アニメは全く見てないけれども、はまる前からしずちゃんといざや君の声優だけ何か知ってて「うわー、狙ってるなー」って思ってたけどまさか自分もそれにのっかる事ができるとは。

アニメ全く見てないので小説のネタバレ含みます。

ちなみに好きなキャラはしずちゃん。

しょっぱな、しずちゃんとか普通に色々と無理だろうって思ってたんだけど、巻を重ねるほどに普通の方になってない?

初めのキャラ設定だと、人と話するのも無理っぽいキャラだったのに
まあ、2巻で自信がついたのもあるんだろうけれども

普通にトムさんと普通の話してるし
小さいおんにゃのこにはきれないし
正義感とかあるし

しんら君やらいざや君に比べたら人格的にはだいぶ普通の人に落ち着いたなーと
初めの何でもきれるキャラだとやり辛いだろうしな

弟さんも好きみたいだしね

しょっぱないざや君もだいぶきれてたけど、巻重ねるほどに普通の嫌な人間なんだなって思うし
自殺する女の子に向けてた一言はきつかったな。
死についてまだ理解したくないけど、逃げ場所ってのも有だと私は思うけどね
でも6巻ではさされてるし、結構普通。

しんらは巻重ねる程に変態だと思うけど(ほめてます)

まさか、首ない女の子とのラヴコメだと思ってなかったのでびっくりした
てか、首ない妖精さんと行為をしてるの?
そこにまずびっくりした
男女で付き合ってるなら、そりゃそうかもしれないけど普通に何かそれが意外だったよ

ちなみにだんとつでなりたいキャラはいざや君です。

ああいう感じで普通に要領良く生きていきたいな。

ああいう風に誰かを陥れようとはせず、普通にね。

しかし、しずちゃん見てると癒されるなー。

茜としずちゃんのやりとりがかなり好きです
幼女可愛い。
幼女に怨まれてるしずちゃんも可愛い。
茜ちゃんも大きくなったらしずちゃんにきれられるのかな?

でも、結構敬語だししずちゃんまともだよね?
トムさんもセルティもサイモンもいい人だし
いい人に結構囲まれて、いいと思うなー。

別にその他大勢に何思われてもいいと思うしな
強いし。何だかんだでちゃんといろんな人守ってるし。

逆にいざや君は顔広そうだけど、友達いなさそうだよね
人間LOVEだからこそだからかな
いざやLOVEみたいなキャラ現れたら面白そうだけど、しずちゃんなみに頑丈じゃないとダメだよなー。

見た目はいざや君が一番好きです

すっきりした男の子がいいと思うの
やっぱり人をだますなら普通のみてくれじゃないとね☆

チャットのかんらちゃんも好きです。
チャットでは意外と皆素直な人格がでてるよね。
まさおみ君もつんでれの件とかかなり好き。
でも、まさおみ君は若干苦手じゃー。

なまじ普通なものだからあいたたたって思っちゃうんだよな

みかど君も私には普通に見えるけどな。

私だって、おいてかれるのも嫌だし刺激もほしいけども。
帝君って普通の人格じゃないの?
そんなにいかれてる?
じょじょにいかれていってそうだと思うけど、普通の人がいかれた時におこる現象かなとも思うんだけど

あんりちゃんは可愛いねー。
何だかんだでお見舞いとかきてくれてるし、みかちゃんもあんりちゃんの事気にしてるよね
付き合う気もないのなら、お見舞いにも一緒に料理もしないと思うしな
何だかんだで気にかけてくれてるみかちゃんはいい人だなーと私は思うんだけど

彼女の愛は重そうだ

刃物といいみかちゃんといい凄いのと一緒にいるよなー。


そんな感じでひたすらしずちゃんめでてます

ここから腐った話。
そういうの嫌なら逃げて。危険。





私は結構好きなキャラを右にして今まで生きてたんだけど、しずちゃんかなり好きだけど(しずちゃんに癒されまくってるけど)あんまりそういのわからんなーと思いながら二次創作を適当に読んでたら、何故かしずいざが一番しっくりきた

ああ、そうか。

私みためだけどいざや君が一番みかけ好きだもんなと納得。
シンプルな容姿と成人すぎてるのとあのフードが好みです。

まあ、何でもたぶん読めるけどさ(雑食、気にしなーい主義)

でも何か二次創作だといざや君が右にいるとすげーMで面白かった
いざや君は左にいたらどSで右にたらどMになるんだな
ふり幅大きくて面白いわ。

しずちゃんもいざや君あいてなら容赦しなさそうっていうシチュがいいんだろうね

ぼこり愛

なるほどなるほど

と納得して楽しみました。

しかししずちゃんを右にしようとなると薬盛るみたいなのが多くて面白かったわー。
まあ、確かに車も投げる相手を右にするのは難しいよな。

関係ないけどにこのうざい機能がかなりつぼ。
可愛い可愛い!
声がほんと神谷さんじゃー。
神谷さん絶望先生でしか知らないけど(あんまりアニメみない)

いざやの容姿好きだなー。
ウィンクしたり、笑ってみたりする所いいな。

アニメも見てみようかな(こうやって深みにはまるんだろうな)

漫画読みたひ

2010年4月29日 ほん。
朝がまたくるからっていう羅川真里茂さんの本を買いました。

最近、買ってなかったけど昔「赤ちゃんと僕」とかよく読んでたなーとか思いながら帯の「罪」をテーマに描くという所にひかれて買ってしまった

読んだらかなり好みでしたー。

最後が幸せになれるからか2作目が好き。
ゴスロリも好き。
やりたい事とかやっちゃいけない事とか夢とか大人になるってどういう事かとかそういうのってよくわかんないよなーとか思いながら読んでました
見せたい隠したいって背徳だよね。
大人じゃないからいい場合もあるし、大人だから出来る事もある

何かそういう感じが好きだった。
よくわからんね。

何より色々と綺麗なのもいいよね。

1作目は好きだけど重っ!

人間一人ひとりにドラマがあるよなとか思いつつ「地獄を終わらせようとしたら・・・そこはもっと暗闇だったんだね」って一言が重い重い。

私にはたぶんわからないと思う

そういう状況になった事ないしなりたくもないし、何も言えないよね

可哀相だと思うけど、実際じゃあ隣にこの人がいたらやっぱり怖いと思うもんな

その人がどういう状況に置かれてるか客観的に見る事なんて人間はなかなかできないもん
深く関わったら同情するかもしれないし、その人目線で見てしまう部分が大きい
逆に関わらなかったら噂に流されてしまう

それでも、やっぱり知ってしまったら幸せになる生き方を選んでほしいと思う

でも、この話の流れだと主人公の女の子と生きるというのではなくてやっぱり一人を選択したのよね?

女の子の祈ってるしかない片思いってのもつらいよな

自分を許せる日がもしくれば、もしくは・・・って感じなのかな?

3作目は子供はずるいよなー。

子供の虐待って今本当によくあるから、辛いなーって思った
母親よ、そんな父なら子供と一緒に逃げてあげればいいのに
それとも子供より父親が良かったのかな?

ただただ幸せであればいいなって思うな、3人とも。

自分の身にはどれも起こってほしくないけど、たまに「罪」とかって知りたくなるよね。

面白かった、「告白」も読んだけどこっちは同じ罪でもかなりえぐかった。
そのうち感想書くかも・・・。
最近接客業の本ばっかり読んでる春日です。
クレーマーの本とか面白いよね。
意外とそういう実用書も好きなのですが、たまには読書がしたいと森絵都さんの「いつかパラソルの下で」を読んでみました
森さんの本は「カラフル」だけしか読んだ事なかったんだけど面白かった

ほんとはダイブが読みたかったんだけど、図書館になかったから「まあ、これで」と借りて見た
読み始めたら面白くて一気に全部読んでしまったよ

以下ネタバレありなので注意。

主人公は3人兄弟で3人の兄弟はどこかで父親にたいして畏怖する感情を持っている
そんな3兄弟が父の死から父の過去を探っていく話

両親の過去って知らないよねー。
友人だって自分と出会うまでどういう人生を送ってたかなんて知らないし
友人が自分に見せる顔と家族に見せる顔が同様とも思えないしね

それは自分だって一緒。
自分がネットで見せる顔の春日祐と自分が職場で見せてる顔と親に見せる顔は絶対に違う
だいたい、私は両親も職場の人も友人も私がこのブログしてるの知らないわけだし
腐ってる事とかも書いてるし弱音もはいてるから見られたくもないしな
私がここで「やってしまったー」とか結構素直に書いてても実際の自分はもうちょっといい顔したいなって思ってる時もある
あと、ここには書けない事もあったりするしね(犯罪じゃないよ)
ここに言葉をかく時はやっぱりそれなりに考えをまとめている
ここで言ってる事が嘘だとは思わないけど、それだけじゃない事もある
もっとどろどろした感情で、それはブログでも書けなかったり自分が認めたくない感情もあるわけだしね

それこそ本当に憎悪かもしれないよな

そんな私だけど普通に(たぶん)人生送ってる

私はblogで誰かにかかわったりもするし、両親にも育ててもらったし、友人関係や職場での関係もある
それは薄い繋がりも濃い繋がりもあるけどその環境にいたから春日祐って人間はいるのよね
でもその中でやっぱり誰ともつながってない自分というものもきっとあると思う
それがまじりあって今の自分になってるんだと思う

3人兄弟もそんな感じ
あの父とあの母に育てられたからこうなった
でも、それも自分があってあの父とあの母に育てられたからこうなったんだろうなと思うのよね
他人の子供がもしこの家庭にいたら、もしかしたら犯罪者になってたかもしれないしもっと立派な人間になってたかもしれない

そういう感じのお話でした。
結構考えさせられた。
私はこのお父さんみたいな偏屈な感じのパパには育てられず甘やかされて育って自分には甘いと思う
でも、そうなったのが全部父のせいだ!と思った事はない
そりゃあ、父がまた違う性格ならまた全く違った自分もいたかもしれないけどね

そしてお父さんにもそういう過去があるわけだ
たいした過去なんかなくてもどこかでゆがんでしまう時もある
それは環境もあり自分の性格もありだけど、やっぱり人間誰かと関わってないと生きられないし、そんなに簡単に自分の性格を変化させられるとは思わない

でも、小さなきっかけでほんの少しなら変化させてもいいかなって思う時もあるよね
それが誰かのためになったり、自分のためになったりする時もあるのかもしれない

私はこのお父さんはそんなに好きにはなれないけれども、それでもそのお父さんがお父さんとしていなかったらこの物語は生れなかったんだから凄い事だなと思いました。
父母が一人娘を残し旅行に旅立たれました。
1週間も1人ぼっち・・・しょぼーん。かと思えばそうでもなく、私も一人旅してやる、へん!と名古屋への旅行計画をさっそうとたて、ホテルもバスも準備万端です。
しかも、父が飛行機の中で自分が読むようにと本を買うついでに私にも本を買ってくれたのでご機嫌です。

湊かなえさんの「少女」買って貰いました。

読みたかったので嬉しい。
読んでみて想像していた小説とは違ったけど、とっても読みやすくて面白かった。
私は本の持つ毒って好きなんだけど、何ていうかこの本の毒はじわじわくるね
たいそうな毒じゃないんだけど、実際にありそうな毒なものだからそういう意味では結構強烈なのかも。

私が中高の頃ってまだ学校裏サイトってなかった(あったかもしれないけどメジャーなものじゃなかった)から、学校裏サイトってあんまりぴんとこないんだけど、怖いね
私なら絶対見ないな
見始めたら逆にずっとひきずりそうだし、気になるしね
某巨大掲示板を芸能人がのぞく感覚に近いのかしら?

でも、芸能人はまだ批判される立場にいる人達だけど、最近の学生さんはそういう立場になろうとしてなくてもそういう舞台に立たされて批評されるんだから大変なんだなと思ってしまいましたよ

1回でも自分の名前でてたら気になるだろうしね
一番ネット使って噂話を流すって私は卑怯な感じが私はする

まあ、学生の頃ってでも何ていうか一番噂とかそういうものに振り回されて生きてる時期よね
皆同じ制服着て同じ授業受けて同じように接せられる
そんなものだから、個性とかそういうものよりも協調性をたいがいの人間は重んじるもんね
よっぽどの覚悟がなければこの時期に一人でお弁当食べて一人で移動教室まで移動して一人で体育して一人で過ごすのって難しいと思う
覚悟じゃなかったら次元が違うか
自分にとって学校という世界がちっとも大事ではなかったら、もしかしたらそんな世界には目もくれず生きれるのかもしれないけどそうじゃないと一番辛い時期かもしれない

学生の時はその世界だけがすべてだしね

大学に行ったり社会にでたらまた違ってくるけども。
でも、だからといって学生の時が地獄で毎日死にたかったかっていうとそれも違うと思うけどね

その時代に出来た友人ってのは一生ものだとも思うし。

まあ、そんあ学生時代の少女たちの物語

まだ、働いた事がない学校という箱庭が全てであろう少女達の物語。

良く出来てるのは1つ1つの点にきちんと意味がありきちんと全部が線でつなげる事
実際にありそうなんだけど、キャラはどこか漫画的かもなー。
Aとか本当にいそうだけど
私は最後までYは何考えてるのかわからんかった

AにとってYは凄い娘に見えてるみたいだけど、Yも私にはあさはかな少女に見えてるんだけどどうなのかしら?
まあ、高校生の頃なんて自分にとって都合のいい部分しか見えない部分もあるしこんなものかなー。
しかしYよ、下手な事したら自分にとっても嫌な噂が流れるんじゃない?
Sを離れて見てたのはYにとってどういう気持ちだったんだろう?

人間なんてこんなものかなと思えるお話だった

そしてYとAは最後に夏休みずっと見たがってたものを見る事が出来るのかもしれないっていう終わり方でしたね。

しかし、変態の娘であるっていうのは学生時代が一番辛いかもしれないけど、社会にでても辛いよな
いじめなんて何処だってどこかしらにあるしな
Sはでも因果応報、地獄におちろって事なのかしら???

まあ、そんな感じでなかなかいろんな要素を含んでて面白かった。
でも読んでてすかっとしなかった(笑)
テストが終わって、エントリーシートからも少しだけ逃れられて、面接もないちょっと幸せな暇な日。
舞台を観に行きたかったんだけれども、宝塚は「明智小五郎の事件簿」しかしてなくて、梅田芸術劇場は何もしてない。。。特に観る物もないから図書館通い。
「明智小五郎」をもう1度観ても良かったんだけれども、もう1つ食指が動かされない。
自分的な感情の波も訪れないし、私どちらかというとジャズは苦手なんですよね。
だからショーにもあんまり申し訳ないけれども心動かされなかった。

まず何よりこの人が大好きっていう人が花組にはいないのもあるんでしょうが、一度でいいかという感じ。

だから、図書館通い。
特に宮部みゆきさんも小川勝己さんも、村山由佳さんも読んだ事がないのがなかったのでやめた。
どうしようと思いながら観てたらふと「暗黒童話」という乙一さんの本が目に入った。
あー、「ZOO」書いてた方のだ。
そう思ってそれを借りてみたら。。。いたいいたい!

私は精神的な痛みには時々感情移入して「素敵!」と思ってみたり、「何て悲しいんだ」と思ってみたりするけど、本当に肉体的に痛いのはどうも苦手だ。
感情的に痛いのも時には嫌なんだけれども。
此処にあって絶対此処にはない痛みが理想。
目の前に起こりうる人の弱さをつきつけられた救い様のあるどうにももどかしい間違った痛みは苦手かもしれない。
あと、栄光と挫折も若干苦手かも(物によるけれども)
それは置いておいて、その本は肉体的に痛かったです。
想像力が私には中途半端についているので痛みには弱いです。
心からわかっているかはわかりませんが、時々「痛い」とは思ってしまいます。

このお話は始めは精神的に痛くて悲しく、中盤は肉体的に痛みを伴う気がします。

しかし、このお話において殆どの場合痛覚は存在しません。
切られても、死を伴う様な怪我をおっても人間は痛くないんですよ。
手足を切断されても、体に顔が二つつく様な惨事にあっても彼達は不思議に思わず痛くもありません。
でも、描写はあるのよ。
オペする描写。
でも、彼達はちっとも痛がらない。
むしろ、それを幸福にさえ思っている部分あある。

私はその描写を見ていたいなと思ったんですが、別に本の中の人達は何も痛がってません。

死にません。
切断されても痛くなくて、血もあまりでず、腐ってもこず、温度感覚もなくなるそうです。
絶対ありえないですが、この本の中では現実にそれが行われ行われた人間は行った人間を何一つ恨まず生活してます。
ありえないでしょう。
でも、実際そんな事が行われたらどう思うんでしょう。

行える人物はその世界でたった一人です。
神様の様な手を持つ人間。
彼が生物に与えた外傷は痛みとしては現れず、怪我をおわせても脳、心臓にダメージを与えなかったら死にません。
そして、外傷をおわせる人間もあまり罪悪感は感じておりません。
攻められなければ人間は意外にもそんなものかもしれないですが。
怖くないんですかね?

そんな人が本当にいたら、神様ですね。
人間のあるべき姿をありえない姿に気味悪く変える事が出来、痛みも与えない。
まず、死にたい人間は彼のもとにいきそうです。
痛くない死なんて最高じゃないでしょうか?
痛覚があるからある程度、人は死なないんじゃないでしょうかね?
全く痛くなかったら、世の中の人間は皆いなくなってしまってそうです。
まあ、これは私の偏見ですがね。
死に損なった人間って痛覚とか恐怖感があったから死ねなかっただけで、両方なかったらたぶん簡単に人なんて死ぬのではないのでしょうかね?

死ぬ事が安心出来幸せを生むという確証があったら人間は死ぬと思います。
だって、生きてる事って結構しんどいもの。
辛い時なんて人間誰でもあると思うから、そこに何の感情もわかなくなった時に自殺が生まれるんじゃないかなと私は思ってます。
これは、私が人生後ろ向き人間だからそう思うのかもしれません。

そう言ったら、だからこそ人間が苦難を乗り越えるために幸せを得るために生きるんだと言われそうですが、別に私は死のうとは考えてませんよ。

でも、そんな私みたいな後ろ向き人間から考えるとそんな人がいないから生きていられるんだろうなとも思います。

もし、人生今で終わるけど何一つ痛くなく簡単に楽に寝ている間に幸せに死ねるよと言われたら、さあ貴方はどうしますかね?

しかし、この小説にでてくるお方は結構変態なので普通に殺してはくれず、人と体を合成されてキメラになったり、両手両足がなくなってたり、体中を針金でさされてたりしそうです。
そして、それには何一つ痛みは伴わない。
考えただけで恐ろしいです。

そして、それは被害者にとって何一つ不便ではあるが不幸ではない。
怖い〜。
本当に神のみぞ知る領域ですね。

痛覚は欲しくないけれども、いるんだろうなと思う瞬間です。
何故か友人にこの本読んでみてと言われた本を読んでみました。
友人は読んでないのに「面白くて、きっと萌えるよ」を言われました。

読んでみて想った事は非常に重かったです
小説読んでてこんなに泣きそうになった事は始めてです。
お話ってたいがい結末に涙をそそるものな気がしますが、そうじゃない小説でした。
部分部分で本気で泣きそうになりました。
何で生きてるのか何で生まれてきたのか、何処で間違ったのか、間違ってすらいないのか。
考えさせられます。

可哀想では言い切れない悲しさ。苦しみ。軋み。痛み。
それが重くてね。
人の人生って何だろうと考えさせられるものがありました。

ネタバレ有りなので、これから読むという方は読まない方が良いかもしれません。
でも、エロいしグロいしバイなのでそういうの苦手な方は本自体を読まない方が良いかもしれません。
精神的に痛いのが嫌な方も読まない方が良いです。
やくざと刑事の話です。

凄い長編で、物凄いミステリーです。
その時点げうげろーな方もいらっしゃいそうですが読みやすいです。
ただ、重いです。

筋が2本あって、冤罪で逮捕された少年の過去の話。
そして、現在その少年がいる世界で起きたヤクザの死を刑事が捜査する話。

ヤクザの死を担当する刑事が、冤罪で逮捕された少年を担当してた刑事でリンクされるのですが少年がね痛いのよ、もう。
冤罪なんてテーマにしてるのだから当然なのでしょうが、描写が細かくて訴えてくるものがあって冤罪で逮捕された少年練の心理がね、駄目でした私。

練は優秀な大学生で、ある日いきなり身に覚えのないレイプ事件で逮捕されてしまう。
目撃者がいると警察に揺さぶられ、ひどい目にあいながらも耐えるが1日取調室にいるうちに「認めてしまえば、簡単にもとの生活に戻れる」と言われ頷いてしまう。
しかし、彼はただの学生。
それがどういう事かわからず、酷い目にあい耐えられなくなったからこそうなずいたからであって本心ではない。
裁判が始まり彼は気付く。
このままではしてないのに犯罪者になってしまうと、裁判官の「やったのか?」という質問に「やっていない」と答えそんな事を聞いていない弁護人は戸惑ってしまう。
それが彼にもわかり彼は自分の味方などいないんだと絶望してしまう。
彼には「懲役2年」という実刑が判決される。
本来認めていれば、反省の色ありという事で執行猶予がつくのだが、「していない」と言ってしまった事で執行猶予がつかなくなってしまう
彼は全てに絶望して「俺がやったんだ。はははは」と笑い裁判所を後にする
本来3回まで出来る裁判を彼達の母親は「もうやめてくれ」と懇願し彼は刑務所に入る。

冤罪で。

刑務所に入り、女の様に綺麗な彼は男達の玩具にされ生きていく。
外にでても全てを失っている彼は外にでたいとも望まない。
田舎には帰ってくれるなと母親に言われ手切れ金の300万円を渡され彼は故郷を失う。

全てを失う。

そんな彼のストーリー。
重すぎる重すぎるよ。
痛々しいのよ、どうしようもなくて男にSMクラブで限界まで体を酷使して生きていくんだけど、それが嫌になって死のうとした所をやくざに拾われる。
そこから、現在に至るんだけど今生きている彼も絶望が濃くて泣きそうになってくる。

生きている意味なんてないんだと。

でも、誰もそんな事ないよなんて軽々しくいえない人生だから余計に痛い。
全てが過ちだったとしても、もう彼は刑務所からでてる。
そして生きていくためには沈んで沈んで歩いていくしかない。

そこだけ見たら刑事は何ていうやつなんだと言った感じだけど、別に冤罪起した刑事もちっとも悪くはない。
状況証拠は全て揃っていた。
だから起訴した。

刑事は不真面目でもなかったし、むしろ優秀だった。

そんな刑事が練と再び出会い、信じられない変貌を目にする。
執行猶予がつく、そう信じていた。
そうじゃなかったら、あまり刑務所になどいれたくない容姿だった。おもちゃにされるわかっていた。
でも、彼は自分が犯した罪によって刑務所に入り人生を変貌させていた。

間違っていたなんて思っていない。
それでも間違っていたのだと思わさせられる証拠や、そして練に関ってしまう。

刑事も最後は何もかも失うんですよ。
練のせいで、自分が刑事だというせいで、自分が強かったせいで。

本当に重たいです。

練がでた後、弁護士があの時の事件は冤罪だったと彼のお姉さんと調べまわってるのに悲しくなった。
弁護士は練を最後まで信じれなかった。それを悔やんでいる。

でも、今の練にはもう関係ないし、関ろうともしないし、自分が冤罪であったとしてもどうでもいい

あの時信じてくれなかったからもういい。
もう今になってそんな事言われても自分はやくざな人間になってしまっている
そちらの方が罪になりかねない
だから、どうでも良い

そして、被害者のレイプされかけた女もね。
「冤罪だった、練は関係ないのにお前はそれを証言した。それで人の人生が180度かわった」そういわれて、精神病棟に入ったという追記があるんですよ。

誰にとっても何一つ良い事を生んでいない事件。
冤罪。
起したくて起したわけではないし、あの時の最善だったはずなのに人の人生を全て捻じ曲げてそれでも生きていかなければいけない。
凄い重たいなと想いました。

最後は結局平行線なのよね?
人の人生はそんなに簡単に変化しないという事かしら。
人生に絶望した男の話。

何かこのお話の主要メンバーって何故か皆格好良さそうよね
そんな描写ちっともないんだけれども、私及川は絶対格好良いと想うわ。
目つききつい鼻筋しっかりした顔が何故かずっと頭に浮かぶのよ。

もう1つ。
別にゲイだろうがレズだろうがバイだろうが気にはしないけれども、女刑務所の中でレズに走りたくなるものかしら?
男の人はわからないけれども、女の人って男より理性が働きそうな気がするんだけど。
でも、推古天皇とかは男を知ってそれしか考えられなくなったともいうし。。。うーん。
でも、もし自分が今捕まって無期懲役だったら女の人とでも良いから恋愛したい体を重ねたいと思うのかしら?
微妙だわ。

そんな描写がこの小説あったのでね。
お正月にお休みが思いのほかあったせいか、思わず宮部みゆきの「あかんべえ上下」を買ってしまいました
面白かった
私はお風呂で本を読む癖があるんですが、全部読みたくてのぼせそうになった

私は負の感情は好きです
たぶん、自分において欠陥だらけの負の感情ひきよせマニアだからだと思いますが弱い人間大好きです
逆に努力家の物凄い強い人間も大好きですが。

お化けがでてくる話なのですが、そのお化けが皆何かしら欠点があって現世に残ってるの。
私はお化けとか全く信じない方なのですが、「あかんべえ」ではお化けが見えてるおりんを凄く応援してたよ
でも、私もきっと七兵衛タイプ。
見えないから信じない。

でも、こんなお化けならいてもいいなと思いました。
心優しいお化け達。
でも、それは主人公であるおりんが愛おしい存在だからかもしれない
人との付き合い方だってそうですよね
可愛い人にはやっぱり優しくするし応援もする
だから、お化け達もそうなのかもしれない
お化けになったってそれは一緒
そんなお化け達は何処か記憶を無くしていて成仏ができない。
そんな記憶を探そうとおりんはお化け達に懐き一生懸命頑張る
子供ながらに健気にね
頭もきれる子だし、素直だしおりんは良い娘になると思うよ

そんなおりんに負の感情が襲いだす
お化けである亡者からも、人間からも。
人間、誰にだってある感情。
うらやましいな、何であの人だけ幸せそうなんだろう
別に自分が不幸でなくても隣の花は赤いからね
ただ、それを皆押さえ込んで生活してるんだけれども彼達にはそれができなかった。
ある人は弟をある人はお父さんをある人は女をねたましくてねたましくて仕方がなかった
それ以外、何も見えなかった

ネタばれ注意。
私は特におつたっていう女が可哀想に思えた
おつたは働き者でしっかりしてておりんにも優しくて良いおばさん
それは演じてただけじゃなくて何処かに真実もあったと思う
それでも、彼女は恋によってどうにかなってしまう
おりんの父親に恋をした
父親になる前から恋をしてた
それなのにおりんの母親に父親を奪われ、それでもなお恋をしていた
大好きで大好きで
そう思ったら母親が憎かった
憎かったけどおつたは良い人をきちんとやっていおた
母親にも慕われおりんからも懐かれていた
凄いよね
だって、普通憎かったらそんな事できないよ
あからさまになっていってしまう
それでも良い人間でい続けていた
それでも、おつたはおりんの父親が大好きだった
辛い日々だろうなって思う
目の前でいちゃつかれたり、楽しそうにされたりするのよ
近くにいなければまだいいけど、物凄い近くにいてずっと好きだったら地獄よ
父親よりおつたは随分上だ
だから、自分には似合わないって姉さんはいう
それでも、好きならどうすればいい?
そりゃあ、そうするしかないと思う
おつたはどうにか父親を手にいれようとする
好きなんだから良いじゃないと。
父親に気にいられおりんにも懐かれようと努力する
決してあからさまじゃなく、父親の愛を手にいれようと母親をはめていく
上手くいかずに、ある日母親を殺そうと考える
あいつさえいなけりゃうまくいくそう思ったんだろうね

それはもう愛なのかはわからない
きっと愛もあっただろうけれども、憎くなっちゃうんだと思う
それじゃあ、あまりに自分が可哀想すぎる
そうも思ったんじゃないかしら
何であの人は幸せそうなのに、何で自分はこんなに惨めなんだろう
自分だって同じぐらいあの人を慕っているのに
そう思ったら苦しくて苦しくてたまらなくなくなって自分じゃ抑えられなくなってたんじゃないかしら?

彼女は良い人をしてたから余計に

でも、目を覚ました
自分は物凄い恐ろしいものになろうとしてるんじゃないかと気付いて、亡者によって目を覚まして出て行く
此処にいてはいけないと気付いて出て行く
うん、良いと思うよ
世界は広いんだもん
それだけしっかりものならば世界でも通じるはずだ
ずっと、その痛みと戦っていくなんて悲しすぎる

お化け達も自分の過去を思い出し成仏するんだけど、お梅は悲しかった
彼女が一番可哀想だと思う
死っていうのは終わりのはずなのに死んでからなお一人ぼっちで苦しむ
死んでなお叫び続ける
自分が求めてるのは成仏じゃない
自分が求めてるのは仏様じゃない
たった一人だ
一人ぼっちで子供ながらにそれを叫び続けてるのに、肝心の人はちっとも気付いてくれない
気付こうとさえしない

最後まで彼女の心に近づこうとはしなかったんじゃないかな
それでも、彼女は連れて行く
今度こそは一緒にいて欲しい
目を覚まして欲しい
此処にいてはいけないと

寂しい娘だなと思った。
そして、強い娘だなと思った。

あかんべえ。
それで良いと思った。
小川勝己さん著書の「彼岸の奴隷」という本を図書館で借りてきて読みました。
別にやましい本ではございませんが、性的シーン、暴力的シーンが多々ある本なのでそういうのが苦手だという方は今日の日記は読まない方が良いと思います。

この本ね、凄いんですよ。
「何が?」と問われると性的欲求が凄いんです。
エロ本を読んでいるわけではないのでそんな快楽的な事を長々とは書いておりませんがやるやる。
女にも男にも。
近親相姦、獣姦、顔射、レイプ、輪姦、人体切断などなど
そういうシーンがでるわでるわ。
凄いです。ちょっとびっくりしました。
でも、何ていうかエロくはないです
文章として必要だから書いたというエロなので、それ見て「萌え」という人はいないと思います

まあ、いろんな性癖な人はいると思いますがこんな極端な人はいないで欲しいですね

皆、主要登場人物が変態です。
変態と性癖は違うのかもしれませんが、あそこまでいってしまったらやっぱり変態じゃないかな。
しかし、こんな性癖に生まれてしまったら厄介でしょうね。
どうしようもないと思います。
愛している人を殺す(食べる、甚振る)事が快感でそれによって感じる人間って。
共存という道は愛する人を食べる事によって起す。
「死んだ人を食べる」ことによって、その人の血肉が体内に入って一緒に生きている、一緒に歩んでいると思うのは、まあわかるんですけれど生きている人を甚振って食べてしまうというのはちょっと理解の範疇を超えてました
食べてしまったら、もうその人に会えないじゃないですか
寂しくないですかね?
嬲って、殺して、食べるのなんてそんなに長い期間できないでしょうから、それが一番幸せだったとしてももうその人には会えないですよね
それでよいんでしょうか?
それとも食べる事が共存に繋がるから、その人間が自分として生きれるのだから良いと思えるんでしょうか?
でも、その後ずっと自分は一人じゃないですか?
狂っていきませんかね?
もう、狂ってるからいいんでしょうか?

そこで新しく食べる人間を見つけるというのなら、それは結局自分の性的欲求を満たしているにすぎないと思うんですがそういう事なのかしら?

このお話、特にきつい変態さんが4人でてくるんですよ
主人公と主人公と組んでいる相手、それにヤクザの幹部、シナリオな女、この4人。
ヤクザの幹部は完全に自分の性的欲求のためだと思います。彼は彼なりの愛で女の子を愛しているかもしれませんが、一番愛おしいのは自分だと思う。
でも、主人公と主人公の組んでいる相手はまだあそこまではいっていないと思えるんですよね
たぶん根っこは一緒。
大事な人を殺してしまいたい、食べてしまいたいと思っている人間
でも、逆に愛する人に食べられたいとも思っているんですよ

これって大事ですよね
食べたいけど、食べられるのは嫌だったらそれは性的欲求を満たしているだけだけど自分も相手と一つになれる事を望んでいるというのは対等ではあると思うから
殺す、殺される相手はただ一人というのは究極の愛ともいえると思うのよね

殺される相手は殺す相手の独占欲によって殺され食べられる。
殺した相手は一生殺した相手の事を考えながら「二人は一緒だ」と狂気に迫られるのならそれは歪んでるけど愛だと思う

でも、「はい、また次の愛が必要だ」ってなったらそれは単なる凶暴な性癖だと思うからなー。
うーん。

面白かったんだけれども、私は今一つ主人公の気持ちがわからんかった。
何でいきなり彼の妻を愛したのかがわからなかったのよね
娘を産んだから?

逆に「まあ、まあな」と思ったのはシナリオ女
自分のシナリオで相手をおもちゃと考える女。
自分は常にいたぶられる役。
いたぶってもらって喜ぶ女。
そのためにはどんな演技だってする。
自分は被害者だと思いながら楽しんでいる
でも、自分のシナリオ通りにいかなかったら相手を攻撃する
気にいらなかったらおもちゃを壊す子供と一緒。
自分の思い通りに生きていきたい。
ある意味、彼女の父親と非常によく似ている人

これはいそうですよね?
いや、いたぶられるのはおいといてシナリオ通りにすすませたい人。
でも、人をシナリオ通りに動かすのは大変そうだ
人によって計画ってすぐ壊されたりしますからね
それを壊された瞬間って確かに腹がたつ時ってありますよね?
それの瞬間湯沸かし器な人

強いから出来る事だ。
でも、こんな生き方できたら凄い気持ちよいんじゃないかしら?
暴力的だからいつか捕まると思うけど。

しかし、このお話の人間って皆死ぬの怖くないよな
いつ死んだっていいという人間ばっかり

お話の中の人間だから仕方がないけれども、死や狂気ってたぶん普段の暮らしの中にも潜んでいるんだろうなと思ながら読んでました。
だから、怖いながらも面白いんだろうなって。
でも、このお話のキャラクターには絶対関りたくないです。
朝起きてバイト。バイト終わったらすぐに家で寝てしまわない様に1時間程外でウィンドウショッピングしたりショッピングしたりぶらぶらしてご飯食べてお風呂はいって寝る生活が続いた3日間。よく頑張ったよ、自分。
バイト自体はちっとも嫌じゃないけれども眠いのは辛い
5時代起きなんて早起きが駄目な私には顔が真っ青になってしまいます
眠い目こすって、30分で全ての用意を整えて走って駅に行く毎日
おまけに体力がみじんこ並なので帰ってきたら、ブログを書く事すらままならない
だって10時には就寝していたもの!
じゃないと外にずっと立ってチラシを来る日も来る日も配ってられないわ

そこそこ落ち込むバイトですしね
時々泣き喚きたくなります
「貰っていけー!貰わなくてもいいからにらむな!舌うちするな!!奇異の目で見るな!いないものとして扱うな〜〜〜〜!」ってね。
仕事です、仕方がない。
まあ、それでも比較的あっているのか時間がすぐすぎるので悪いバイトだとは思ってません

ただ、あまりにそれだけなんで移動時間と髪の毛乾かす時間に本を読んでます
暗いのばっかり。

図書館で4冊借りてきて今3冊とちょっと読み終わりました。
全部面白いですがその中でも小川勝己著の「まどろむベイビーキッス」と村山由佳著の「星々の舟」は面白かった
どっちも暗いんだけれども好き。

どっちも幸せじゃないんだけれども好き。

小川さんは久々に長編読んだんだけれどもこの本は好きだわ、私と思った
夢中になって読んでちゃ駄目なのに始めから終わりまで一気に読んでしまった
読みやすい
ただ、私は好きだけれどもお話的にはどうなんって物語です
何ていうか世間の全てが嫌になった時の結論みたい
私はこの終わり方も気持ちも共感できるけれども物語りの結末的には暴走気味かもね
凄いのよ、本の3PぐらいがDEATH!で埋まってたりするの
死ねとかね
でもね、PCのネットの話にも関ってくるから理解できるのよね
そういう場所はあるなとか、PCの中にも確かに自分の拠り所はあるなとかね。
人間はいっぱい顔持ってるからね
此処で生きている春日祐だって、ネット上だけで生きているわけじゃなくて生身の私もいるのよね
バイトの私も学生の私もネット上の私も家族の中での私も全部本当で本物
でもどれも同じではないのかもしれない
皆、一緒だけれども環境で人間は性格も名前すらもかわってしまっているから違う自分でもある
そして、選び取って何処かに拠り所を持って幸せに生きようともがいているのよね
何か嫌な事があっても、環境がかわった場所では良い事が起きるかも
例えば彼氏に振られても、友達に電話して愚痴聞いてもらって慰めてもらって一人じゃなくて良かったって思ってちょっと幸せになったりね
そういう事よね
でも、悪い事が重なる事もあるからその時人はどうするのか?
耐えるのか、自分を変えるのか、呆けるのか、投げ出すのか、八つ当たりするのか、死ぬのか
いろいろ選択肢がある中でその人はきれちゃうのよね
先刻のちらし配りじゃないけれども、一瞬頭に血が上って「ばーかばーか!」と頭の中で考えて口にだしてしまえたらいいのにと思う感覚よね
それをしてしまう
私には無理だけれども、ある意味読んでて爽快だった
机上の論理だけれども、ある意味そうあれたらと思うお話

からくりもそこにあって面白いですよ、暗いけど。

「星々の舟」も面白い
こっちは短編集系統。つながりはあるけれども、別々の話として楽しめる
ある一家のお話
どうしようもなくて歯がゆい
もっとぶつければ良いのにと思えたり、どうしようもないよなと思えたり
一家のそれぞれの人間の視点で見ているので視点がかわったらこうも違うものかと楽しめますよ
時代の違い、人間性の違い、関係の違い
そこでいろいろと交差して、そして堕ちていく
ちょっとした言葉に傷ついたり、でもどうしようもなかったり、無力だったり
愛したいのに愛せなかったり
やり直せなかったり
切ないね
でも、こういうものかとも思う
時間が傷を癒してくれる事ってあると思う
でも、癒されてしまった傷はもうもとの関係には戻してくれない
時間がたてば何とかなっても一番幸せに生きる道を断ってしまう事もあるのかなと
でも、あれが正しいとも思う
ただ、正しい事が幸せではないのよね
悲しいわ
一生懸命生きているのに、その道は地獄への道だなんて。

それでも、まだ道はあって皆そこを歩かないといけないのよね
さらに進んだ場所には幸せが待っているのかもしれないから。

時間は人を変えてくれるとも思うから
始まりなのかもね

あー、面白かった
明日暇ならまた図書館に行こうっと。
読書って好きだわ
私はたぶん相当なヲタクです。
というか無節操です。
広く浅く物事にはまりがちな人なのでそんなこの人を愛しているわ、もう何も目に入らないなんて事はないです。
そういうのにはちょっぴり憧れます

でも、まあお陰でジャニーズにもアニメにもドラマにもお笑いにも演劇にも宝塚にも出会えたのでよしとしましょう
あと、はまってないのは特撮ぐらいかしら?

そんな私ですが本も好きです。
漫画も大好きならば字本も大好きです

そんなわけで今回はお勧め小説(ヲタク編)でブログを書いてみたいと思います

私の一番のお薦めは中村恵里加さんの「ダブルブリッド」という小説なのです
もう大好きで大好きでかなり読み返してます
今9巻ぐらいまででたところで止まっています
ただ、こういう小説の怖いところは作家さんが病気になってたり死んでたり逃亡してたりで打ち切りになってそうなところですよね
もう2年近く続きがでません(しょぼーん)
駄目かなとか思うのですが続きがでて欲しいと切実に願っている小説です

電撃文庫なのでかなりヲタクさんは本な気もしますが文章がとても綺麗で読みやすくて良いんです
煽りもね、もうピカイチ
ぞくぞくっとするんですよ
暗い闇に片足突っ込んでる様な感じ
でも、わかっていてさらにそこ足をつっこもうとしてしまうような文章なの
「それで続きは?」と読み進めたくなります
かと思えばコミカルな部分があって見ていてほっとしてしまいます
そこが温かいから悲しくなるんだと思う
その割合が絶妙です

キャラクターも個性的
淡々とした重々しい人生を持つ優しい主人公、それを愛する故に狂っていく暑苦しいもう一人の主人公。
話し出したら止まらない目つきの悪い男、歯が鋭くとんでもない行動をとるやんちゃな男、綺麗なのにタバコ中毒でセンスがわけのわからない口の悪い女、毛むくじゃらで物凄い体重の男、何処にいるのか全くわからない男
そんな人間達が織り成す物語
もう暗いです
泥沼です
どう転んでも幸せにはなれないんだけれども目が離せない

人間の弱い部分がね上手に描かれているの
そして相容れない部分も。
いろんな形の愛情があるわよねと思うわ
怖いのも上手くいくのも綺麗なのも泥沼なのもあるよね
感情論がきっと物凄い上手なのよね
でも、物語の組み立ても凄く上手
頭が良いと思う

今まで貸した人は皆はまってくれましたので是非に。
面白いですよ、とっても。
お休みが4日あって、予定が何一つなかったら何をしようか混乱します。
もしかしたら、忙しいぐらいが性に合っているのかもしれません。
でも、忙しいと忙しいで「暇が欲しい」とほえていそうです。

そんなこんなで図書館へ。
良いですよね、図書館。
ただで本を貸してくれるなんて。
ただで本を読ませてくれるなんて。

連日通い続けています。
私は、基本短編集が好きです。
集中力がないので、長編だと持たないんですよ。
本を読むのは好きだけれども読まされている感じになると嫌なので基本短編集ばっかり読んでいます
たまに長編の楽しさに浸りたい時もあるんだけれども、どれが面白いかわからないからどうも手が伸びにくいのよね

そうは言っても好きな作家さんの本ばかり読んでるので好きな作家さんだと長編も読むんですが、お試し読みする時は短編が多いんですよね
しかし、私ずぼらなのでこの人面白いと思ったらその人の本を集中的にひたすら借りています

だから、宮部みゆきさんはほとんど読んでます。
たぶん、一番好きなのはこの方。
「火車」とか「ステップ・ファーザー・ステップ」とかお勧め
でーもー、面白いという記憶はあっても読みすぎるとどんな話だったか危ないですね
「火車」とか凄い面白かった覚えはあるんですが、お話の内容は怪しいな。
「ステップ・ファーザー・ステップ」は奇抜だったから覚えてる
空からお父さんが降ってくるお話
ぬるいんだけれども、何となく心が温かくなって私は好き
最近、青い鳥文庫にもなってるので子供も読めていいですね
子供も読みやすいと思う、これ。
双子が可愛いのよー。私はしょたじゃないけれども愛くるしいの

「ブレイブストーリー」は映画も見たけれどちょっと苦手。
勿論、映画よりは小説読んだ方が完成度高くて面白いけれども、こちらはぬるいのが嫌な方にでているぬるさだったな、私は。
ミツル格好良いけども。
私もどちらかというとミツル派だから共感しにくかったのよね。
心が濁っているようだ

そんなこんなで、読書を楽しんでます。
他に篠田真由美さんとか小川勝己さんとか阿刀田高さんとかをひたすら読んでます。
たまに村山由香さんとか村上春樹さんとかも読んでます。

篠田さんは「幻想建築術」というのがお勧め。適度に気味が悪いです。でも、この方宗教色がちょっと強いので心臓弱かったらやめといた方が良いかも。

小川さんはるなこさんが薦めて下さった方で、最近はまってます。「あなたまにあ」が好きです。思い込みの強い男の話が私は好き。人間は思い込んで罪を逃れるものかもしれませんが彼は思い込みで罪を重くしていますね。ある意味これも逃避かもしれなくて好きです。あっ、これも短編だー。

阿刀田さんは読みやすいの。さらっとした文章が私は好みです。

何だか、好きな作家さんが皆暗いよねといわれるのは気のせいです。
推理作家ばっかりだよねと言われると否定できないかもしれないです。

んー、次は何を読もうかな。
明日も図書館通いだ!