誰だって秘密はあるのかもしれない(いつかパラソルの下で)
2009年5月10日 ほん。最近接客業の本ばっかり読んでる春日です。
クレーマーの本とか面白いよね。
意外とそういう実用書も好きなのですが、たまには読書がしたいと森絵都さんの「いつかパラソルの下で」を読んでみました
森さんの本は「カラフル」だけしか読んだ事なかったんだけど面白かった
ほんとはダイブが読みたかったんだけど、図書館になかったから「まあ、これで」と借りて見た
読み始めたら面白くて一気に全部読んでしまったよ
以下ネタバレありなので注意。
主人公は3人兄弟で3人の兄弟はどこかで父親にたいして畏怖する感情を持っている
そんな3兄弟が父の死から父の過去を探っていく話
両親の過去って知らないよねー。
友人だって自分と出会うまでどういう人生を送ってたかなんて知らないし
友人が自分に見せる顔と家族に見せる顔が同様とも思えないしね
それは自分だって一緒。
自分がネットで見せる顔の春日祐と自分が職場で見せてる顔と親に見せる顔は絶対に違う
だいたい、私は両親も職場の人も友人も私がこのブログしてるの知らないわけだし
腐ってる事とかも書いてるし弱音もはいてるから見られたくもないしな
私がここで「やってしまったー」とか結構素直に書いてても実際の自分はもうちょっといい顔したいなって思ってる時もある
あと、ここには書けない事もあったりするしね(犯罪じゃないよ)
ここに言葉をかく時はやっぱりそれなりに考えをまとめている
ここで言ってる事が嘘だとは思わないけど、それだけじゃない事もある
もっとどろどろした感情で、それはブログでも書けなかったり自分が認めたくない感情もあるわけだしね
それこそ本当に憎悪かもしれないよな
そんな私だけど普通に(たぶん)人生送ってる
私はblogで誰かにかかわったりもするし、両親にも育ててもらったし、友人関係や職場での関係もある
それは薄い繋がりも濃い繋がりもあるけどその環境にいたから春日祐って人間はいるのよね
でもその中でやっぱり誰ともつながってない自分というものもきっとあると思う
それがまじりあって今の自分になってるんだと思う
3人兄弟もそんな感じ
あの父とあの母に育てられたからこうなった
でも、それも自分があってあの父とあの母に育てられたからこうなったんだろうなと思うのよね
他人の子供がもしこの家庭にいたら、もしかしたら犯罪者になってたかもしれないしもっと立派な人間になってたかもしれない
そういう感じのお話でした。
結構考えさせられた。
私はこのお父さんみたいな偏屈な感じのパパには育てられず甘やかされて育って自分には甘いと思う
でも、そうなったのが全部父のせいだ!と思った事はない
そりゃあ、父がまた違う性格ならまた全く違った自分もいたかもしれないけどね
そしてお父さんにもそういう過去があるわけだ
たいした過去なんかなくてもどこかでゆがんでしまう時もある
それは環境もあり自分の性格もありだけど、やっぱり人間誰かと関わってないと生きられないし、そんなに簡単に自分の性格を変化させられるとは思わない
でも、小さなきっかけでほんの少しなら変化させてもいいかなって思う時もあるよね
それが誰かのためになったり、自分のためになったりする時もあるのかもしれない
私はこのお父さんはそんなに好きにはなれないけれども、それでもそのお父さんがお父さんとしていなかったらこの物語は生れなかったんだから凄い事だなと思いました。
クレーマーの本とか面白いよね。
意外とそういう実用書も好きなのですが、たまには読書がしたいと森絵都さんの「いつかパラソルの下で」を読んでみました
森さんの本は「カラフル」だけしか読んだ事なかったんだけど面白かった
ほんとはダイブが読みたかったんだけど、図書館になかったから「まあ、これで」と借りて見た
読み始めたら面白くて一気に全部読んでしまったよ
以下ネタバレありなので注意。
主人公は3人兄弟で3人の兄弟はどこかで父親にたいして畏怖する感情を持っている
そんな3兄弟が父の死から父の過去を探っていく話
両親の過去って知らないよねー。
友人だって自分と出会うまでどういう人生を送ってたかなんて知らないし
友人が自分に見せる顔と家族に見せる顔が同様とも思えないしね
それは自分だって一緒。
自分がネットで見せる顔の春日祐と自分が職場で見せてる顔と親に見せる顔は絶対に違う
だいたい、私は両親も職場の人も友人も私がこのブログしてるの知らないわけだし
腐ってる事とかも書いてるし弱音もはいてるから見られたくもないしな
私がここで「やってしまったー」とか結構素直に書いてても実際の自分はもうちょっといい顔したいなって思ってる時もある
あと、ここには書けない事もあったりするしね(犯罪じゃないよ)
ここに言葉をかく時はやっぱりそれなりに考えをまとめている
ここで言ってる事が嘘だとは思わないけど、それだけじゃない事もある
もっとどろどろした感情で、それはブログでも書けなかったり自分が認めたくない感情もあるわけだしね
それこそ本当に憎悪かもしれないよな
そんな私だけど普通に(たぶん)人生送ってる
私はblogで誰かにかかわったりもするし、両親にも育ててもらったし、友人関係や職場での関係もある
それは薄い繋がりも濃い繋がりもあるけどその環境にいたから春日祐って人間はいるのよね
でもその中でやっぱり誰ともつながってない自分というものもきっとあると思う
それがまじりあって今の自分になってるんだと思う
3人兄弟もそんな感じ
あの父とあの母に育てられたからこうなった
でも、それも自分があってあの父とあの母に育てられたからこうなったんだろうなと思うのよね
他人の子供がもしこの家庭にいたら、もしかしたら犯罪者になってたかもしれないしもっと立派な人間になってたかもしれない
そういう感じのお話でした。
結構考えさせられた。
私はこのお父さんみたいな偏屈な感じのパパには育てられず甘やかされて育って自分には甘いと思う
でも、そうなったのが全部父のせいだ!と思った事はない
そりゃあ、父がまた違う性格ならまた全く違った自分もいたかもしれないけどね
そしてお父さんにもそういう過去があるわけだ
たいした過去なんかなくてもどこかでゆがんでしまう時もある
それは環境もあり自分の性格もありだけど、やっぱり人間誰かと関わってないと生きられないし、そんなに簡単に自分の性格を変化させられるとは思わない
でも、小さなきっかけでほんの少しなら変化させてもいいかなって思う時もあるよね
それが誰かのためになったり、自分のためになったりする時もあるのかもしれない
私はこのお父さんはそんなに好きにはなれないけれども、それでもそのお父さんがお父さんとしていなかったらこの物語は生れなかったんだから凄い事だなと思いました。
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