父母が一人娘を残し旅行に旅立たれました。
1週間も1人ぼっち・・・しょぼーん。かと思えばそうでもなく、私も一人旅してやる、へん!と名古屋への旅行計画をさっそうとたて、ホテルもバスも準備万端です。
しかも、父が飛行機の中で自分が読むようにと本を買うついでに私にも本を買ってくれたのでご機嫌です。

湊かなえさんの「少女」買って貰いました。

読みたかったので嬉しい。
読んでみて想像していた小説とは違ったけど、とっても読みやすくて面白かった。
私は本の持つ毒って好きなんだけど、何ていうかこの本の毒はじわじわくるね
たいそうな毒じゃないんだけど、実際にありそうな毒なものだからそういう意味では結構強烈なのかも。

私が中高の頃ってまだ学校裏サイトってなかった(あったかもしれないけどメジャーなものじゃなかった)から、学校裏サイトってあんまりぴんとこないんだけど、怖いね
私なら絶対見ないな
見始めたら逆にずっとひきずりそうだし、気になるしね
某巨大掲示板を芸能人がのぞく感覚に近いのかしら?

でも、芸能人はまだ批判される立場にいる人達だけど、最近の学生さんはそういう立場になろうとしてなくてもそういう舞台に立たされて批評されるんだから大変なんだなと思ってしまいましたよ

1回でも自分の名前でてたら気になるだろうしね
一番ネット使って噂話を流すって私は卑怯な感じが私はする

まあ、学生の頃ってでも何ていうか一番噂とかそういうものに振り回されて生きてる時期よね
皆同じ制服着て同じ授業受けて同じように接せられる
そんなものだから、個性とかそういうものよりも協調性をたいがいの人間は重んじるもんね
よっぽどの覚悟がなければこの時期に一人でお弁当食べて一人で移動教室まで移動して一人で体育して一人で過ごすのって難しいと思う
覚悟じゃなかったら次元が違うか
自分にとって学校という世界がちっとも大事ではなかったら、もしかしたらそんな世界には目もくれず生きれるのかもしれないけどそうじゃないと一番辛い時期かもしれない

学生の時はその世界だけがすべてだしね

大学に行ったり社会にでたらまた違ってくるけども。
でも、だからといって学生の時が地獄で毎日死にたかったかっていうとそれも違うと思うけどね

その時代に出来た友人ってのは一生ものだとも思うし。

まあ、そんあ学生時代の少女たちの物語

まだ、働いた事がない学校という箱庭が全てであろう少女達の物語。

良く出来てるのは1つ1つの点にきちんと意味がありきちんと全部が線でつなげる事
実際にありそうなんだけど、キャラはどこか漫画的かもなー。
Aとか本当にいそうだけど
私は最後までYは何考えてるのかわからんかった

AにとってYは凄い娘に見えてるみたいだけど、Yも私にはあさはかな少女に見えてるんだけどどうなのかしら?
まあ、高校生の頃なんて自分にとって都合のいい部分しか見えない部分もあるしこんなものかなー。
しかしYよ、下手な事したら自分にとっても嫌な噂が流れるんじゃない?
Sを離れて見てたのはYにとってどういう気持ちだったんだろう?

人間なんてこんなものかなと思えるお話だった

そしてYとAは最後に夏休みずっと見たがってたものを見る事が出来るのかもしれないっていう終わり方でしたね。

しかし、変態の娘であるっていうのは学生時代が一番辛いかもしれないけど、社会にでても辛いよな
いじめなんて何処だってどこかしらにあるしな
Sはでも因果応報、地獄におちろって事なのかしら???

まあ、そんな感じでなかなかいろんな要素を含んでて面白かった。
でも読んでてすかっとしなかった(笑)

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