「ぼくらの」のネタバレありです。嫌な方はお引き換えし下さい。

友人に感化されて「ぼくらの」という漫画に興味を持ちました。
最近、あんまり漫画とかアニメとかに没頭してなかったのですが、何だか久しぶりにアニメ見たり漫画読んだりしたいかもと思っていたので良い時期に重なり「ぼくらの」1、2巻を友人に借りて読みました。
始めYohoo!の立ち読みで読んだのですが、てっきり子供達が重い死やら何やらを学んで生きていく話なのだと思ってたのですよ。
「ぼくらは何もしらなかったんだ、あの日まで」みたいなあおりだったから。
死ぬんですね
そりゃあ、もう現実世界なのにばんばん死んじゃうんですね
死ぬにしても、異世界な話なのかと思ったのにもう救いようがない現実世界で死んじゃうのね
びっくりしました

今アニメをしているのですが、今からでも見始めようかビデオになってから一気に借りてみようか考え中です。
何かいろいろ、重いので思い悩んでしまいそうで嫌だなというのがあるので。
私心弱いんで、すぐ感情移入するのでね
1週間、何かしら暗い気持ちを心にとめたままでいるのが嫌なので考えるところです。

声はさりげに良いですね。
石田さんとか保志さんとか皆川さんとか坂口さん宮田さんとか私でも知っている方が「えっ?この役で」って感じに出演されてます

14人の少年少女がでるお話なので、不細工なのやら性格悪いのやら勇ましいのやら頭良いのやらいろいろいますね。
それぞれ性格も人生観も、環境も違ってそれぞれ大事な生活がある中学生達
現実世界にちょっとありえない話なのですが、だからこそ黒いなと。
ちと「バトルロワイヤル」を想像するお話
ありえないけど、あったら怖い
極限故の選択、極限故の選択だから誰も間違いなんて言えない
死にたくないけど、どうしようもない
「バトルロワイヤル」より逃げ場が何一つないお話だなと、死ななきゃいけないという選択肢に追いこめられた時人間はどうするのか。
たぶん、ラスト全員死ぬんですよねこれ?
命って大事なものだけど、軽いものだなと思えちゃう恐怖のお話です。
あんまり詰め込み系の漫画じゃなくて、こうだああだとうるさくない漫画だからこそ余計に怖いっていうか上手だな
「お前達の人生なんて」と軽く書かれてて、ある種戦争の人間が何人も簡単に死んで行くのと同じ感覚を得られる気がします
でも、そういうのだって意味がないんじゃなくて、その人は何かのために戦ってたりするんですよね
ただ、今の私達の感覚とは違うだけで
きっと私もこの状況に置かれたら、今まで自分が軽いと思っていた自分の人生がとてつもなく愛おしく思えるんでしょうね
何を思って死を迎えるのかな?
わからないですけど、正直ああいう死は一番怖いです。
死にたくない死にたくないっていう追い込まれて死ぬのは嫌だな

アニメのOPだけ見させて頂いたのですが、OPから追われてる感じがしてなかなか雰囲気がでてて怖かったです
「ひぐらし」と言い、最近は恐怖系が流行りでしょうかね

なかなか考えさせられる所が多い漫画でした
面白いけど、読むのなら心の準備して読まないと1巻から「えっ?子供が何もわからずに死んで行くの?」ってなります
しかも、簡単に死んで行きます。

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