映画が苦手なこの私が今月は2本も映画を見に行くらしいですよ(知らんがな、そんな事)
というわけで、パコと魔法の絵本。

面白かった!
私的には今まで見た映画で1,2を争う程好きだ。
もともと邦画好きなので、洋画をあんまり映画館で見た事ないのですがこういうふぁんたじーな作品が日本の映画で作られてるってなかなかいいと思います
何ならミュジーカルにもyouしちゃいなよって感じに良かったです
あの緻密な感じは劇にしちゃうとでないでしょうけど、いきなり歌いだしてもあの世界観ならはまると思うし後ろにスクリーンつけたら蛙とかの場面も出来そうだし、いいと思うけどな
是非、サダヲさんはそのままでお願いしたいです。



ここからネタバレなので嫌な人はまわれ右でお願いします


この作品、話自体は結構よくあるお話だよね
嫌なおじいさんがいて、その人が薄倖だけど強く生きる少女によって心を打たれ何かしてあげたいと望む話。
ただそれだけなんだけど、世界観が摩訶不思議だ

何ていうだろう?
言葉が通じない世界に来てしまったというのではなく、言葉も考え方も私たちと同じなんだけど、宇宙にきた感覚
絵本の中にいるんだけど話は結構普通に現実的
過去の話なんかじゃない、今の発達による世界のはずなのに絵本の中にいる感覚に陥るお話
色がまず、カラフルだよね
画面見てるだけで幸せになれる。
人は皆変だよね。
あんな人間いるはずない!
でも、ココロは通じ合える
外見はありえないのにね。
絵本の中での生き物って世界観独特だから見てくれも独特だったりするじゃないですか。
でも、これは見てくれだけ独特でココロは通じ合えるんだよね
やっぱり、ちょっと変わっている人達ではあるんだけどね
でも、壊れた人達ではないし理解できない生き物でもない

にしても、特殊メイクって凄いね
あんだけ人間って変化できるんだと驚きました
あそこまでされると誰かもうわからないよね
皆ちょっと怖い

そんな中パコだけがキラキラと私たちと同じ感じででてくる
すぐに、ああ彼女が希望なんだとわかる格好ででてくる
ほんとに可愛いのよ
純真無垢といえる感じでにこにこしてて、子供だからとっても一生懸命でバカみたいで。
だから、逆に痛い
彼女がキラキラキラキラすればするほど痛くて痛くてたまらない話になる
彼女は希望だけど、彼女をとりまく世界はけしてキラキラなんかしてなくてむしろ真っ暗だ
でも、彼女はそれに気付かないし気付けるわけがない
だから、はたから見ると痛くてたまらない
絶望と隣り合わせで座っている彼女がとてもきらきらしてるから余計に悲しくてたまらないお話

子供使うって卑怯だよな(え)
だって、子供が不幸なめにあってたら誰だって手をさしのべたくなるもんな
泣かせるなら子供と動物っていうのを利用しまくってる王道作品なんだけど、王道作品っていいなって思っちゃう作品だった

そこに笑いのくだらないスパイスがいっぱいちりばめられてる感じ
ただ、この笑いは結構好き嫌い別れそうだけど私はとってもくだらなくて好きだった
サダヲさんがいい味だしててねー。
泣ける映画なんだけどいっぱい笑いましたよ。

パコだけじゃなくて他の人間達もやはり生きていて、それぞれ問題を抱えていてきちんとそこがわかってくるというのもポイント高かったです
個性って大事よね
でも、皆良い人達ばかりで本質はやっぱり王道なお話だよなと感じました

こういうのいいなー。
たまには映画もいいね。

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