二人の女に愛される男(バレンシアの熱い花)
2007年7月15日 ぶたい。このお芝居ってさ、男より女の方が人間出来てるよね。
男より女の方が精神年齢は高いっていうから当然なのかもしれないけれども、主人公であるフェルナルド・デルバレス@大和悠河を取り巻く女二人が健気なもんだから余計にそう思ってしまった。
フェルナルドってそんなに良い男なのかわからないけれども、たにちゃんの輝きって凄いな。
主演さんが輝いてるから、フェルナルドが格好良くみえてくる。
何かが出来るからとか頭が良いからとか運動神経が良いからとかじゃなくて、ただいるだけで惹かれる格好良い男がいる
たにちゃんのフェルナルドはそう見えた
そして、それと共にイサベラ@陽月華とマルガリータ@和音美桜という良い女二人に愛される事がこの人の価値を底上げしてると思う
こんないい女二人に同時に愛されるんだから、それだけの男でなければいけない
それだけの男のはずなんだ
実際はそんなにやってる事はいい男じゃない様な気もするが、そこはいい男設定の伊達眼鏡をかけてみればいいさ
部分部分だけを見たらよい男かもしれない
ラモンとロドリーゴの決闘をいとも簡単に止めたりしてるしな
でも、それよりも今回はイザベラとマルガリータが可愛くて可愛くてしょうがなかった
宝塚って男役が格好良くみえる舞台が多いけど、これはこの二人が一番輝いていると思ってしまったよ
うめちゃんって今まで私の中でお転婆天使的なイメージが凄く強かったんだけど、普通に綺麗なお姉さんも出来るんだね
お姉さまって言って、慕いたい様な女性にイザベラがなってて美人だった
外見も勿論綺麗だし、性格も大人な女だよね
逆にマルガリータは凄く可愛い女性
若干、和音さんがお洋服に着られている感じがあったけどそこも含めて可愛かった。ああいうお洋服は難しいだろうなって思った。
守ってあげたい女の子
でも、守らなくてもきちんと生きていける女性。
だって、恋人をずっと待ってるんだよ。
何があっても信じてるって言うんだよ、健気だ。
そして、誰よりも大人だ。
待ってるだけって辛いと思うよ。
ただ、その人だけを信じて生きていく。
今の遠距離恋愛と違って、相手は軍に入ってて気軽に会いになんかいけない
電話もない
そんな中、彼が帰ってくるのをずっとただ待ってるんだよ
いつ帰ってくるかもわからない中、待ってるんだよ
そりゃあ、お手紙とかはもしかしたら書いてるやもしれないけど(私はフェルナルドは手紙も書いてない様な気がするけど)それでも、そんな中年単位でずっと待ってるんだよ
凄いよね、マルガリータ
この世に男がフェルナルドしかいないっていうなら仕方がないけど、そうじゃないんだよ
年頃の女性が年単位で男を待ってるんだよ
女ってさ、花盛りな時期があるじゃない?
それをフェルナルドのためにずっとずっと待ってるのよ
聖女様だよね
しかも、この人のおじい様鬼だよね
マルガリータの祖父にあたるレオン将軍@美郷真也は婚約者であるフェルナルドに「何、私の孫だ。もう少し待たせておいたら良い」って言い放つのよ。
大儀の為なら何してもいいんですか!?(笑)
いや、昔の男の人ってそういう物かもしれないけどさ。
特に軍人なんてそういう物かもしれないけどさ。
でも、孫の恋心を爺ちゃんが弄んじゃいけないよ。
近くにいなくて、悲しい想いをするのも悲しいよ、確かに。
あの人は何してるんだろう?
今何処にいるんだろう?
そう想いながら信じて待ってるのだって辛いと思うよ。
レオン将軍だって、マルガリータの事をフェルナルドに聞かれて「辛そうだった、だが何とか耐えている」って言ってるんだもん。
マルガリータにとってフェルナルドとの別れは凄く辛かったんだろうさ
でも、それ以上に私ならいきなり帰ってきてやっと会えたと喜んでいるのに、その恋人が豹変して夜の街で女遊びされた方が何十倍もショックだよ
以前と性格が変化してて煌びやかになってて、ちっとも声をかけてくれない
それどころか夜遊びを始めてしまうんだよ
そういう噂をたてようとしてるんだから勿論、マルガリータの耳にも入ってしまってるよね
普通なら、そんな男「私、彼を信じるって決めたんです」なんて信じてあげられないと思う
それを「私の娘だ。もう少し辛抱させておけ」って酷っ!
レオン将軍の孫なんでしょう?
フェルナルドと一緒に説明してあげればいいじゃない
レオン将軍からしたら、女は口の軽い生き物と思ったのかしら?
それにしちゃあ、フェルナルドだって軽率だし、この話結構いろんな場所から外に漏れてると思うんだけど
フェルナルドを信用した時点でもうダメなんじゃないか、レオン将軍よ。
そんなこんなで私はマルガリータ可哀想って思ったよ。
始めはただの当て馬キャラで、他の男役さんとできちゃったりするのかなって思ったんだけど、純粋にマルガリータが可愛い役だって気付いたら何だか可哀想でたまらんかった。
この男不誠実ですよ!
マルガリータがこんなに耐えているのに、他の女と全身全霊で愛し合ってますよとね
でも、それでもマルガリータは純粋にフェルナルドを「愛している、大好きだ」って叫ぶ事の許される女性なんだよね
フェルナルドが怪我をした時に、マルガリータは臆する事なく誰よりも早く屋敷に駆けつけてフェルナルドを心配した
この作品のヒロインであるイザベラは真実にフェルナルドに愛されている女性だけれども、想いを秘めていなければいけない
フェルナルドはマルガリータの婚約者で貴族だ
自分はただの平民でふさわしい女ではない
そういう事だよね?
あの作品じゃあ、自由恋愛しても全然OKそうだったけど本当は貴族と平民の間に凄い格差がある社会なのよね?
「平民?汚らわしい。平民に何が出来る」ぐらいの世界観なのよね、たぶん。
全くそのあたりが描かれてなかったけどな。
「イザベラが好きなら不誠実な事しないで、マルガリータにきちんと話をするべきじゃないの?」って思うけど、格差社会で貴族として生きていくためには貴族として結婚しなきゃいけない
フェルナルドにとって貴族として生きていくというのが誇りなのだとしたらイザベラに惹かれるのは誇りを地に落とす事なんだぐらい書いて欲しかったな
父親を殺された事に復讐に燃えてるんだから、家が俺が守っていくんだ父のかわりに。
それぐらいの熱意が欲しかった。
でも、イザベラがあまりに悲痛に、マルガリータが簡単にフェルナルドを心配して家に入っていったのに自分はあそこには行けないと泣き嘆いてるのを見て力押しに負けたけどね
可哀想だと思った、そして何ていい女なんだとも思った
自分の力でシャンとイザベラは立っていた
普通は悔しくて悲しくてたまらないと思うけど、立場を重んじた
フェルナルドのために。
二人共、フェルナルドを愛しているからフェルナルドのために耐え抜いている
そうさせる男がフェルナルドなんだろうな
男より女の方が精神年齢は高いっていうから当然なのかもしれないけれども、主人公であるフェルナルド・デルバレス@大和悠河を取り巻く女二人が健気なもんだから余計にそう思ってしまった。
フェルナルドってそんなに良い男なのかわからないけれども、たにちゃんの輝きって凄いな。
主演さんが輝いてるから、フェルナルドが格好良くみえてくる。
何かが出来るからとか頭が良いからとか運動神経が良いからとかじゃなくて、ただいるだけで惹かれる格好良い男がいる
たにちゃんのフェルナルドはそう見えた
そして、それと共にイサベラ@陽月華とマルガリータ@和音美桜という良い女二人に愛される事がこの人の価値を底上げしてると思う
こんないい女二人に同時に愛されるんだから、それだけの男でなければいけない
それだけの男のはずなんだ
実際はそんなにやってる事はいい男じゃない様な気もするが、そこはいい男設定の伊達眼鏡をかけてみればいいさ
部分部分だけを見たらよい男かもしれない
ラモンとロドリーゴの決闘をいとも簡単に止めたりしてるしな
でも、それよりも今回はイザベラとマルガリータが可愛くて可愛くてしょうがなかった
宝塚って男役が格好良くみえる舞台が多いけど、これはこの二人が一番輝いていると思ってしまったよ
うめちゃんって今まで私の中でお転婆天使的なイメージが凄く強かったんだけど、普通に綺麗なお姉さんも出来るんだね
お姉さまって言って、慕いたい様な女性にイザベラがなってて美人だった
外見も勿論綺麗だし、性格も大人な女だよね
逆にマルガリータは凄く可愛い女性
若干、和音さんがお洋服に着られている感じがあったけどそこも含めて可愛かった。ああいうお洋服は難しいだろうなって思った。
守ってあげたい女の子
でも、守らなくてもきちんと生きていける女性。
だって、恋人をずっと待ってるんだよ。
何があっても信じてるって言うんだよ、健気だ。
そして、誰よりも大人だ。
待ってるだけって辛いと思うよ。
ただ、その人だけを信じて生きていく。
今の遠距離恋愛と違って、相手は軍に入ってて気軽に会いになんかいけない
電話もない
そんな中、彼が帰ってくるのをずっとただ待ってるんだよ
いつ帰ってくるかもわからない中、待ってるんだよ
そりゃあ、お手紙とかはもしかしたら書いてるやもしれないけど(私はフェルナルドは手紙も書いてない様な気がするけど)それでも、そんな中年単位でずっと待ってるんだよ
凄いよね、マルガリータ
この世に男がフェルナルドしかいないっていうなら仕方がないけど、そうじゃないんだよ
年頃の女性が年単位で男を待ってるんだよ
女ってさ、花盛りな時期があるじゃない?
それをフェルナルドのためにずっとずっと待ってるのよ
聖女様だよね
しかも、この人のおじい様鬼だよね
マルガリータの祖父にあたるレオン将軍@美郷真也は婚約者であるフェルナルドに「何、私の孫だ。もう少し待たせておいたら良い」って言い放つのよ。
大儀の為なら何してもいいんですか!?(笑)
いや、昔の男の人ってそういう物かもしれないけどさ。
特に軍人なんてそういう物かもしれないけどさ。
でも、孫の恋心を爺ちゃんが弄んじゃいけないよ。
近くにいなくて、悲しい想いをするのも悲しいよ、確かに。
あの人は何してるんだろう?
今何処にいるんだろう?
そう想いながら信じて待ってるのだって辛いと思うよ。
レオン将軍だって、マルガリータの事をフェルナルドに聞かれて「辛そうだった、だが何とか耐えている」って言ってるんだもん。
マルガリータにとってフェルナルドとの別れは凄く辛かったんだろうさ
でも、それ以上に私ならいきなり帰ってきてやっと会えたと喜んでいるのに、その恋人が豹変して夜の街で女遊びされた方が何十倍もショックだよ
以前と性格が変化してて煌びやかになってて、ちっとも声をかけてくれない
それどころか夜遊びを始めてしまうんだよ
そういう噂をたてようとしてるんだから勿論、マルガリータの耳にも入ってしまってるよね
普通なら、そんな男「私、彼を信じるって決めたんです」なんて信じてあげられないと思う
それを「私の娘だ。もう少し辛抱させておけ」って酷っ!
レオン将軍の孫なんでしょう?
フェルナルドと一緒に説明してあげればいいじゃない
レオン将軍からしたら、女は口の軽い生き物と思ったのかしら?
それにしちゃあ、フェルナルドだって軽率だし、この話結構いろんな場所から外に漏れてると思うんだけど
フェルナルドを信用した時点でもうダメなんじゃないか、レオン将軍よ。
そんなこんなで私はマルガリータ可哀想って思ったよ。
始めはただの当て馬キャラで、他の男役さんとできちゃったりするのかなって思ったんだけど、純粋にマルガリータが可愛い役だって気付いたら何だか可哀想でたまらんかった。
この男不誠実ですよ!
マルガリータがこんなに耐えているのに、他の女と全身全霊で愛し合ってますよとね
でも、それでもマルガリータは純粋にフェルナルドを「愛している、大好きだ」って叫ぶ事の許される女性なんだよね
フェルナルドが怪我をした時に、マルガリータは臆する事なく誰よりも早く屋敷に駆けつけてフェルナルドを心配した
この作品のヒロインであるイザベラは真実にフェルナルドに愛されている女性だけれども、想いを秘めていなければいけない
フェルナルドはマルガリータの婚約者で貴族だ
自分はただの平民でふさわしい女ではない
そういう事だよね?
あの作品じゃあ、自由恋愛しても全然OKそうだったけど本当は貴族と平民の間に凄い格差がある社会なのよね?
「平民?汚らわしい。平民に何が出来る」ぐらいの世界観なのよね、たぶん。
全くそのあたりが描かれてなかったけどな。
「イザベラが好きなら不誠実な事しないで、マルガリータにきちんと話をするべきじゃないの?」って思うけど、格差社会で貴族として生きていくためには貴族として結婚しなきゃいけない
フェルナルドにとって貴族として生きていくというのが誇りなのだとしたらイザベラに惹かれるのは誇りを地に落とす事なんだぐらい書いて欲しかったな
父親を殺された事に復讐に燃えてるんだから、家が俺が守っていくんだ父のかわりに。
それぐらいの熱意が欲しかった。
でも、イザベラがあまりに悲痛に、マルガリータが簡単にフェルナルドを心配して家に入っていったのに自分はあそこには行けないと泣き嘆いてるのを見て力押しに負けたけどね
可哀想だと思った、そして何ていい女なんだとも思った
自分の力でシャンとイザベラは立っていた
普通は悔しくて悲しくてたまらないと思うけど、立場を重んじた
フェルナルドのために。
二人共、フェルナルドを愛しているからフェルナルドのために耐え抜いている
そうさせる男がフェルナルドなんだろうな
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