ただただ豪華絢爛(マリー・アントワネット)
2007年2月22日 ぶたい。昨日メインの女性陣について感想を書かせて頂いたので、今日は男性陣の一分の感想をちょこっと。
凄かった、皆歌が上手くて迫力があって、でも小技も聞いててテクニシャンでした。
しかし、こうして見ると皆エリザベート出演者様が多くて面白かったです。
これに一路さんを加えたらメインメンバーが皆揃うので普通にエリザベートが出来そうでした。
それだけ凄い出演陣をそろえたのだから、そりゃあ期待も高まるというものです。
勿論、言うまでもなく素晴らしかったけど、もう少しオリジナリティがだせたら更に良かったかもしれません。
小池先生が井上芳雄を発掘した様にね。
まあ、出演陣は私が口だした所で仕方がないので置いておいて、凄かったですよ。
何ですか、あのメンバー。
そんな中でも今回はマリー・アントワネットを愛して振り回された二人についての感想を。
アクセル・フェルゼン@井上芳雄
宝塚の「ベルサイユの薔薇」を見てフェルゼンが出来る役者さんって少なさそうだと思ったのですが、何故あんなに似合ってるの(笑)言っちゃ悪いですが、宝塚のわたるさんよりフェルゼンが似合ってました。何故、男であの丈のズボンを履きこなしてるの!
フェミニンでな人、顔は薄いが雰囲気はまさに貴族。
彼ならおやまも出来そうです(畑違い)
しかし、上手ですね。
私は「エリザベート」は彼で見た事がなくて残念なのですが、お噂はかねがね聞いてましたので「モーツァルト!」を凄い楽しみにしてたんですよ。
凄かったです、芝居においても歌においても何て素晴らしいんだと感動して帰ってきました。
身長が低い(のか?)のに、あの存在感。安定性を今回もしっかり見せ付けておりました。
彼なら留学生として、ベルサイユに来ていてもおかしくないと思う。
ただ、マリーの若い恋人といった感じに見えてしまうのが難点ですが。
涼風さんと声をあわせているととても心地が良くて、何て紳士な優しい人なのだろうと思ったのですが、後半は非常に熱くて気の毒に思えて仕方がなかったです。
井上さんの歌が演技が涙をただ誘った。それぐらい熱い愛なんだと。本当に彼女を愛していたんだ、一人の男として。
男性陣で一番良いなと思ったのは井上さんもかもしれない。
ルイ16世@石川禅
私「ベルサイユの薔薇」見てて一番好きだったのは彼です。
普通の人間でただ海の様な優しさを持っていてね。
でも、この公演見てると一番憐れな人なのかもなと感じました。
処刑直前に「私が鍛冶屋なら、なれるものなら〜」って歌いだすんですよ。
きっと、処刑される直前だからこその本音なんでしょうが国王としてそれはどうなんだろうと思いました。
国王だからこその威厳や国王だからこその自信はルイ16世にはないのかなと。
それは弱音で、どう頑張ってもなれないもので、そしてそうだからこそ彼は利用されて殺されていくんだろうなと。
彼に見えてるのは国ではなくて家庭だけで、その一部しか守る力は持ってなかったのかもしれないな。
優しいから父親としては好かれるかもしれないけど、社会にでたら負け組といわれるかもしれない人。
その人が国王様。
でも、この人「エリザベート」でフランツやってたわよね?ちょっと、面白いね。
かたや国王らしい威厳に満ちた国王、かたや国王に向いていない優しすぎる国王。二人共妻を娶ったばかりに不幸に身を置かなくてはならなくなる人達。
面白いねー。
フェルゼンと共に二人共マリー・アントワネットを愛したんだけど、両方ある意味で裏切られてるよね。
フェルゼンは女王としてのマリー・アントワネットに裏切られる。
そして、ルイ16世は少女としてのマリー・アントワネットに裏切られ続けている。
マリー・アントワネットの愛は常にフェルゼンと共にあるけれども、女王としての心は常にルイ16世と共にある。
愛の形も二人共反対で面白いよね。
国王と愛人が逆だったらもしかしたら、国は上手くいっていたかもしれないね。
以下メンバー明日に続く。
凄かった、皆歌が上手くて迫力があって、でも小技も聞いててテクニシャンでした。
しかし、こうして見ると皆エリザベート出演者様が多くて面白かったです。
これに一路さんを加えたらメインメンバーが皆揃うので普通にエリザベートが出来そうでした。
それだけ凄い出演陣をそろえたのだから、そりゃあ期待も高まるというものです。
勿論、言うまでもなく素晴らしかったけど、もう少しオリジナリティがだせたら更に良かったかもしれません。
小池先生が井上芳雄を発掘した様にね。
まあ、出演陣は私が口だした所で仕方がないので置いておいて、凄かったですよ。
何ですか、あのメンバー。
そんな中でも今回はマリー・アントワネットを愛して振り回された二人についての感想を。
アクセル・フェルゼン@井上芳雄
宝塚の「ベルサイユの薔薇」を見てフェルゼンが出来る役者さんって少なさそうだと思ったのですが、何故あんなに似合ってるの(笑)言っちゃ悪いですが、宝塚のわたるさんよりフェルゼンが似合ってました。何故、男であの丈のズボンを履きこなしてるの!
フェミニンでな人、顔は薄いが雰囲気はまさに貴族。
彼ならおやまも出来そうです(畑違い)
しかし、上手ですね。
私は「エリザベート」は彼で見た事がなくて残念なのですが、お噂はかねがね聞いてましたので「モーツァルト!」を凄い楽しみにしてたんですよ。
凄かったです、芝居においても歌においても何て素晴らしいんだと感動して帰ってきました。
身長が低い(のか?)のに、あの存在感。安定性を今回もしっかり見せ付けておりました。
彼なら留学生として、ベルサイユに来ていてもおかしくないと思う。
ただ、マリーの若い恋人といった感じに見えてしまうのが難点ですが。
涼風さんと声をあわせているととても心地が良くて、何て紳士な優しい人なのだろうと思ったのですが、後半は非常に熱くて気の毒に思えて仕方がなかったです。
井上さんの歌が演技が涙をただ誘った。それぐらい熱い愛なんだと。本当に彼女を愛していたんだ、一人の男として。
男性陣で一番良いなと思ったのは井上さんもかもしれない。
ルイ16世@石川禅
私「ベルサイユの薔薇」見てて一番好きだったのは彼です。
普通の人間でただ海の様な優しさを持っていてね。
でも、この公演見てると一番憐れな人なのかもなと感じました。
処刑直前に「私が鍛冶屋なら、なれるものなら〜」って歌いだすんですよ。
きっと、処刑される直前だからこその本音なんでしょうが国王としてそれはどうなんだろうと思いました。
国王だからこその威厳や国王だからこその自信はルイ16世にはないのかなと。
それは弱音で、どう頑張ってもなれないもので、そしてそうだからこそ彼は利用されて殺されていくんだろうなと。
彼に見えてるのは国ではなくて家庭だけで、その一部しか守る力は持ってなかったのかもしれないな。
優しいから父親としては好かれるかもしれないけど、社会にでたら負け組といわれるかもしれない人。
その人が国王様。
でも、この人「エリザベート」でフランツやってたわよね?ちょっと、面白いね。
かたや国王らしい威厳に満ちた国王、かたや国王に向いていない優しすぎる国王。二人共妻を娶ったばかりに不幸に身を置かなくてはならなくなる人達。
面白いねー。
フェルゼンと共に二人共マリー・アントワネットを愛したんだけど、両方ある意味で裏切られてるよね。
フェルゼンは女王としてのマリー・アントワネットに裏切られる。
そして、ルイ16世は少女としてのマリー・アントワネットに裏切られ続けている。
マリー・アントワネットの愛は常にフェルゼンと共にあるけれども、女王としての心は常にルイ16世と共にある。
愛の形も二人共反対で面白いよね。
国王と愛人が逆だったらもしかしたら、国は上手くいっていたかもしれないね。
以下メンバー明日に続く。
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