私は竜馬伝を2度観に行かせて頂いたのですが、2度目は宝塚をあまり詳しくない友人と行ってきました。
友人は以前「暁のローマ」を見に行っていたので「オクタヴィアヌス@北翔海莉がでているんだよ」と言ってみたら流石宝塚初心者「うーん、わかるかな?」という返事が返ってきました
とりあえず「目立つ役だから認識は絶対できるよ。美味しい役の人だよ」と言っておいて公演を観劇しました
お芝居が終わって休憩に入った時に「わかった?」と尋ねると「美味しい人?麻呂?」と返されてしまいました
いや、確かに美味しいかもしれないが。
そうかー。宝塚ファンじゃない人からみたら美味しい役って公家の男なんだ
みっちゃんが公家かー。
凄い真剣に笑いをとってそうでそれも面白そうですが、ファン的には嫌でしょうね。
きちんと、その後「桂さんだよ」と教えておきました

そんな彼女何故か、霧矢大夢と大空祐飛はわかるらしいです
「あっ、ルキーニとルドルフ」と「パリ空」のポスター見て言ってました
顔に特徴でもあるのかしら?
私は初心者の時は誰一人わからんかった(苦笑)

話が脱線しましたが、そんな彼女がこの公演で一番格好良く見えたのは一橋慶喜@蘭寿とむらしいですよ
ポスター見て大爆笑してたのに。
本物を見たら影があって格好良かったらしいですよ
確かにね
上手よねとむさん。
男らしく骨太で格好良いわよね
この公演で唯一笑いをとっちゃいけない人だろうし
失敗が一番許されない人よね
他の人は笑いをとる事を結構求められるけれども、慶喜だけは一貫して真剣な演技を求められる人
あの笑いがある空気で辛いだろうなと思いながら見ています

慶喜の周りだけは常に空気がぴりぴりしている
その前がどんな場面であれ彼がでてきたら空気は真剣でぴりぴりと張り詰めたものに変化する
苛立ちやら葛藤やらが伝わってくる
凄いよね
登場した瞬間に空気を変える存在
芝居上手だなと思う
小手先だけでやったらあんな風にはならないと思うもの
ふにゃふにゃなんて全くしていない
武士の精神をきちんと貫き通している将軍に見えるもの
曲がってなんて一つもいない
ぎらぎらしていて本当に刀みたいな人だ

きちんと山場を担っている人
桂と西郷の場面は二人いるし中岡もいる
見る部分が分散されるけれども、彼の場面はとむさん一人の実力が試されている
舞台に負けては絶対に許されない場面
そのあと歌に持っていって、慶喜の心構えをきちんと現さなければいけない
男の信念も。

生きている人間として魅力的に演じなければいけない
「負けてないよね、とむさん」と感心した

しかし、宙組はかしちゃん、とむさん、みっちゃんって手堅い三人をメンバーに加えたよね
これから宙組がどう変化するのかが楽しみだわ
とむさん、みっちゃんって宙組にはいないタイプの人種よね
どちらかというと熱くて硬い人

影響されて欲しいわ宙組ー。
今の宙組も好きなんだけどね、楽しみ。

コメント