友人が買ったのでSound HorizonさんのCD「Roman」を借りて聞きました。
私は音楽はひねったCDが好きなのでこの人達の曲が好きです
「ヲタクだー」と言われても好きです。

不幸な事柄も好きです。
実際には起こってほしくないけれども物語としては大好物です
悲しい痛みが好き
グロイのは嫌ですが、精神的な痛みや絵の上の綺麗な痛みは好き

そういう意味ではこの方達は素晴らしいです
人の痛みばっかり歌っている
つまりは物凄い暗いんですが、声は非常に優しいです
綺麗な音楽に痛みを綴ったCD

ただ、意味のわからない部分も多いので想像で補うしかないようですが。
痛みを考えるCD。
楽しいです。
でも、別にそんな事考えなくても楽しいです
普通に音楽としても綺麗ですし、言葉とかも凝ってて楽しいです
そういうのがきっと作曲家さんは好きなんでしょうね
キセキという言葉を使って、奇蹟、貴石、軌跡、鬼籍という変化をつけてみたりね
CDの中で聞いている分には全部一緒ですが、意味合い的には全く違う
凝ってます

私的には「見えざる腕」が好き
音楽は優しいのに歌ってる事は怖い
何処までも幸せにはなれない歌
犠牲者ばかりが増えてく
復讐劇を終えた男も自己満足的には終えてるけれど、彼の人生に意味があるのかと考えさせられる歌
その後に天使の彫像があるからこっちに続くんでしょうが、それでも何処までも自己満足
人間の人生なんて「そういうものだ」と思わさせられる歌
でも、救いの歌でもある
彼にとっては救いの歌

物語を淡々と綴る様な音楽
優しくて綺麗な歌声だから何だか安心するんだけど、歌詞の意味を考えたら恐ろしい歌
何ていうかお母さんの子守唄を聞いていたら安心するんだけど、お母さんは「お前なんか死んでしまえ」と優しい声で歌っている感覚
恐ろしいんだけど癖にもなる

このCDは出演者が凄く良い。
緑川さんとか保志さんとか、隣のトトロのメイちゃんとか結構知ってる人がでてるのよ
でも、本当に後ろのエキストラとして皆でている
歌ってはいないの
そんなに良い声優陣使っといて、後ろで発狂させたり笑わせたりするBGMとしか使っていない
何て豪勢な使い方
でも、それさえ正しい気がしてくるから不思議なCDだわ

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