組を変わると人は意識をし始める様な気がする。
宝塚という場所はずっと同じ人で同じ様に芝居をする場所であると思う
勿論、研1生が入ってきたり退団というものがあると思うけれどもやっぱり変わり辛い場所なのではないかなと思うのよ。
東宝などを見ていると、主演をされる方はころころ変わるし同じメンバーで劇をする事ってあんまりない
続演っていうのはあるけれども、決まった年月でだいたいは解散。そして、また次といった感じに見える
でも、宝塚は違うよね
組カラーというものがある所からも思うけれども、その組で固まっている場所
団結して、そのメンバーでずっと公演する場所
そりゃあ10年前と今じゃメンバーはがらりと変わっているけれども、その移り変わりはゆっくりで「あら?去年見た組のはずなのにもう誰も知らない」なんて事は絶対にない!

だから、組かえって面白いと思う
その組カラーの中に新しい風をとりいれるんだから。
今まであんまり考えた事がなかったんだけれども、月組の人達が移動してそう思った
今まで月にいた人が違う組にいるって新鮮
そして、楽しい
悲しいけれどもいきいきしている姿を見るとね楽しい

という事でみっちゃんのお話。
私は月組のファンだけれども、やっぱり一番はご贔屓だし今は注目株さんも見ているからよっぽど美味しい役でもやってないとそんなには組子に意識はまわしていないのよ
月でこのぐらいの役している人間。
それは決して嫌いとかじゃなくてマンネリ感もあるんだろうね
だから、宙にいって目から鱗が落ちた
北翔海莉って格好良いわと。

みっちゃんは桂小五郎を大変美味しくしていた。
きちんと月組でいろんな物を学んで育っていたんだろうなと思った
きらきらしていた
男役の生き方がしっかり身に染みててコミカル。
でも、根底がしっかりしてるからちっとも危なっかしくない
初めて宙組にいったんだから萎縮したり緊張したり慣れない事に浮いていたりするのかなとも思ったんだけれども、違った
彼女は宙組できちんと北翔海莉を作っていた
萎縮なんてしない
マイペース
手なんて抜くわけがない
組カラーに負けないし、あわせるなどして自ら染まったりもしない
そんな北翔海莉に惚れた

しかし、美味しい役よね
物にしてるからさらに美味しい役よね

副組長である寿つかさの西郷さんときちんと拮抗してるんだから
面白さで負けてないのよ、副組長に
女装してでてくるのに、決してそれが変じゃなくて後ろを振り返るまでみっちゃんだって私はわかってなかった
でも、後ろを振り返ったらみっちゃんは娘役じゃなくて桂さんだった
男役さんだった
そして、しっかり一つ一つ笑いをとっていた
でも、決して常にコミカルじゃない
真剣な時は真剣な顔で桂小五郎という人間になり、日本の事を考えている男になっていた
芝居上手な人だわ
オフではぽわぽわしている様に見えるのに、真面目だよね
きちんと男役を持っている人だから
私は宙組にいった事は良いと思う
かしちゃん、とむさん、みっちゃんが宙組にいった事で何かが宙組で変わったらいいのにと私は思っている
ナチュラルなだけじゃない宙
少しづつではあっても今宙組は変わり始めている様に思えるからね

そんなわけで自慢になりますが、元月組の北翔海莉だぞ、どうだ凄いだろうという気分になりました

私は結構今回メイクも良かったのではと思っています
涼しげで良いのではと。
ただな、ショーのプロローグのかつらは「微妙」と思ってしまったんだけれどもね
まあ、そこもみっちゃんらしいかな

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